大阪府八尾市の集合住宅でコンクリート詰めにされた女児の遺体が発見された事件で、無職の飯森憲幸容疑者(41)に続き、その交際相手である柴田朱里容疑者(36)も死体遺棄の疑いで逮捕された。
遺体は飯森容疑者の姪、岩本玲奈さん(当時6〜7歳)と特定され、驚くべきことに死亡時期は2007年頃と推定されている。
18年もの長い期間、遺体は隠蔽され続けており、事件の全容解明が急がれている。
【八尾市コンクリート詰め事件】なぜ発見されたのか?

2025年2月25日、八尾市の集合住宅管理者から「退去者がコンクリの塊を置いていった」との通報が警察に入った。
当初は事件性が薄いと判断されたが、2日後に再び相談を受けた警察が異臭に気づき、画像診断を実施。
内部に人影が確認されたため、2月28日にコンクリートを割ったところ、ミイラ化した女児の遺体が発見された。
衣装ケースは縦35センチ、横45センチ、長さ88センチで重さ約228キロ。
ダイニングキッチンの押し入れに放置されていた。
これほど重いケースを運ぶには相当の労力が必要だったはずだ。
調査によれば、このケースは約300メートル離れた住宅から台車で運ばれたという。
【八尾市コンクリート詰め事件】死体遺棄された住所はどこ?

解剖の結果、死因は腹部への強い衝撃による内臓損傷だと判明した。
飯森容疑者は「しつけで叩いたら冷たくなった」と供述しており、虐待による死亡が疑われている。
死亡後、加害者は証拠隠滅を図るため、遺体をコンクリートで固め、金属製の衣装ケースに封入するという異常な手段に出た。
この手口によって長期間にわたり発覚を防ぐことに成功。
容疑者らは大阪市平野区の柴田容疑者の母親宅で同居しており、この住居から八尾市の集合住宅へと遺体を移動させたと見られている。
事件現場:大阪府八尾市跡部本町1にある集合住
柴田朱里と飯森憲幸の供述内容~事件の真相に迫る~

事件の核心部分で、二人の容疑者の供述は真っ向から対立している。
飯森容疑者は、
「遺体は引き取った姉の娘で、7歳ぐらいだった十数年前にコンクリートに詰めた」
「しつけとして叩いたら、翌朝には冷たくなっていた」
と殺害を認め、柴田容疑者についても
「柴田容疑者は、遺体が入っていることを知っていた」
と供述している。
これに対し柴田容疑者は、
「衣装ケースは台車で運んだが、死体が入っていたとは知らなかった。飯森容疑者の父親の仕事道具が入っていると思っていただけ」
と容疑を全面否認している。
この供述の食い違いが、事件解明の大きな障壁となっている。
まとめ
警察は現在、死亡の経緯に加え、なぜ18年もの間遺体が隠蔽され続けたのかという点にも捜査の焦点を当てている。
いつ、どのような状況で致命的な暴力が振るわれたのか。
さらに、柴田容疑者の関与の度合いや、両容疑者が長期間にわたり犯行を隠し続けられた社会的背景も含め、多くの疑問が残されている。
警察は飯森容疑者の「しつけ」とされる行為の詳細や、死亡後の対応について解明を進めている。
この痛ましい事件は、虐待死の悲惨さと、社会的な監視の目が届かない場所で子どもが危険にさらされる現実を改めて突きつけている。
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