【 旭川高校生殺人事件】小西・内田被告の証言不一致で真相解明に暗雲

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旭川で起きた女子高生殺害事件の裁判で、共犯の内田梨瑚被告(22)と小西優花被告(20)の証言が完全に対立している。

小西被告は「内田被告が被害者の背中を押して転落させた」と証言する一方、内田被告は「背中を押したが転落はせず、立ち去った後に自殺したと思った」と主張。

犯行後の証拠隠滅工作を共に行った事実もある中、どちらの供述に信用性があるのか、裁判所の判断は…。

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【犯人・内容】旭川高校生殺人事件の詳細

2024年4月18日。
内田梨瑚被告(22)の画像を、当時17歳の女子高生(村山月さん)が無断でSNSに転載したことが事件の発端となった。
同日夜、内田被告と、当時19歳小西優花被告(20)は、女子高生を拉致。車で旭川方面へ。

移動中、被害者に土下座での謝罪を強要し動画撮影。
コンビニに寄った際に、被害者が逃走を試みるも、暴行を加えられ連れ戻された。

犯行はさらにエスカレート。
旭川のコンビニでは内田被告が被害者のスマホを奪い、約9万5000円分の電子マネーでたばこなどを購入している。

4月19日未明、一行は旭川市の神居古潭の神居大橋に到着。

被害者を全裸にさせ、土下座や欄干に座らせる様子を撮影。

「落ちろ」「死ねや」と言って被害者を石狩川に落とし殺害した。

その後、被害者のスマホを車でひいて破損させ、旭川市内の川に投棄するなど証拠隠滅を図った。

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【旭川女子高生殺害事件】被告間で食い違う証言

旭川で起きた女子高生殺害事件で、共犯の内田梨瑚被告(22)と小西優花被告(20)の証言が完全に対立している。

小西被告は「内田被告が女の子の背中を押して転落させた」と主張する一方、内田被告は「背中を押したが転落はしなかった」「キャーという声とドンという音を聞いた、自殺したと思った」と供述。

裁判では被告人の自白の信用性が焦点となり、裁判員を含めた慎重な事実認定が行われる見通しだ。

小西優花被告の証言「内田被告が押した」

今回の裁判で、共犯者間の証言が大きく食い違っていることが明らかになった。

小西優花被告(20)は「内田梨瑚被告が女の子の背中を押したら、姿が見えなくなった」と主張。

自身は「押していない。びっくりして助けようとした」と証言した。
さらに「欄干の隙間から手を伸ばした。「下のほうを見たらロープに捕まっていた」などと被害者救助を試みたとする発言も行った。

また、小西被告は内田被告との関係性についても言及。
「やさしいときもあるが、圧をかけられることもあった。怒らせないように顔色をうかがいながら合わせていた」と従属的な立場だったと主張した。

事件後の対応については「梨瑚さんに黙秘していれば大丈夫と言われていた」「本当のことを話したら何をされるかわからなかった」と供述。
「梨瑚さんの調書を読んだとき、うそばかりで、このままでは真実が闇に消えてしまうと思って本当のことをしゃべりました」と証言を変えた理由を説明した。

法廷では「本当に取り返しのつかないことをしてしまって、許されることではないと思っています」と泣き崩れながら何度も謝罪する場面もあった。

内田梨瑚被告の証言「自分で自殺したと思った」

内田被告は「欄干に座らせた被害者の背中を一度押したが、転落はしなかった」と供述。
その後女子高校生を橋に残して現場を立ち去ったと主張している。

また、内田被告は「キャーという女の子の声のあとドンという音を聞いた。自殺したと思った」と被害者が自ら転落したと主張した。

証言の相違点

  • 被害者を橋から落とした行為
    • 小西被告:内田被告が押した
    • 内田被告:言及なし(現場を立ち去ったと主張)
  • 事件後の行動:
    • 小西被告:被害者を助けようとした
    • 内田被告:現場を立ち去った
  • 事件への関与度:
    • 小西被告:従属的な立場だったと主張
    • 検察側:内田被告と同等の役割を果たしたと主張
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旭川高校生殺人事件の判決と量刑、裁判の行方はどうなる?

注目すべきは、被害者転落後の両被告の行動だ。

小西被告は「押していない。びっくりして助けようとした」と主張したが、通報を一切行わなかった点や、隠蔽工作を行った点が供述の信用性を損なう要素となる。

(両被告による犯行後の隠蔽工作)

‣被害者関連メッセージの削除
‣別々の場所にいるよう装った偽装メッセージの交換
‣警察への虚偽供述の口裏合わせ

これらは、共謀関係を示唆する重要な証拠となる可能性が高い。

量刑見通しについては、内田被告(22)は強盗殺人罪で無期懲役の可能性が高いと考えられる。
被害者が1名であることから死刑には至らないものの、成人であり犯行の悪質性から有期刑への減軽は難しいだろう。

一方、小西被告は当時未成年という年齢と「従属的立場」という主張が量刑に影響する可能性がある。

日本の司法制度では若年犯罪者への配慮が見られることから、無期懲役までは至らない可能性も考えられるが、最終的には補強証拠を含めた慎重な事実認定を経て判断される。

小西被告と内田被告の自白には大きな食い違いがあり、裁判所はこれらの供述にどれだけの信用性を認めるかを慎重に判断することになる。
単に被告人の言葉だけでなく、現場の状況証拠や犯行後の行動など、他の補強証拠と照らし合わせた総合的な評価を行う。

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