11日、東京・高田馬場で起きた衝撃の刺殺事件。
ライブ配信中だった「最上あい」さんが配信中に襲われた。
刃物を持った男は彼女を襲い、犯行後も冷静に被害者を撮影し続けたという。
なぜこのような凄惨な事件が起きたのか?
「殺すつもりはなかった」と供述する犯人の本当の動機とは。
金銭トラブル、一方的な恋愛感情、SNSでの位置情報公開。
この悲惨な事件の全容に迫る。
【高田馬場で20代女性刺殺事件】 事件の概要とは?

事件はJR高田馬場駅から南西に約350メートルの場所で発生。
被害者は頭部、首、胸、腹部などを複数回刺され、心肺停止の状態で病院に搬送された後、約1時間20分後に死亡が確認された。
被害者は路上を歩きながら動画配信中に突然襲われ、「ギャー、助けて!」という叫び声が約15秒間続いたとの目撃情報がある。
容疑者「殺そうとは思っていませんでした」
容疑者は40代の男性で、逮捕時は落ち着いた様子で抵抗はなかった。
供述によれば「殺そうとは思っていませんでした」と話しているが、刃渡り13センチのサバイバルナイフを2本所持しており、被害者の頭部や首に複数の刺し傷があることから、警察は明確な殺意があったとみて捜査している。
容疑者と被害者の関係は?考えられる犯行動機(3選)

被害者と容疑者は顔見知りだった可能性が高く、警視庁は2人の関係性やトラブルの詳細について捜査を進めている。
真相は定かではないが、過去の類似事件から様々な憶測が立っている。
【異常行動】ライブ配信で居場所を特定
被害者「最上あい」さんはライブ配信中に自分の居場所を明かしていたため、容疑者がその情報を基に現場に向かった可能性が高い。
配信中に映る背景や、自身の実況から、リアルタイムで位置情報が視聴者に伝わっていた。
特に今回の場合は、「山手線一周」という企画から、その後の行動を予測されやすかったことが一つの要因だったとみられる。
韓国では、配信で位置情報を知られたことにより、
- 配信プラットフォーム「アフリカTV」の配信者が視聴者によるストーカー行為を受けた事件
- BJ(動画配信者)が配信中に個人情報を知られ、自宅に侵入される事件
などが発生している。
容疑者は犯行後も被害者を撮影し、「まだ動いている」「まだ生きてる」などの異常な言動を取っていたとの事。
【ガチ恋・ストーカー】歪んだ恋愛感情
容疑者が被害者に対して一方的な好意や執着心を抱き、それが歪んだ形で犯行につながった可能性も考えられる。
長期間にわたる視聴や金銭的支援は、現実とは異なる特別な関係性を錯覚させるケースがある。
ファンと推し(配信者、芸能人、インフルエンサーなど)の間には「ガチ恋」と呼ばれる現象が存在する。
これは視聴者が投げ銭などの金銭的支援を通じて、推しとの間に特別な関係を期待するケースだ。
しかしその期待が裏切られると、逆恨みやストーカー行為、さらには攻撃的な行動へと発展することがある。
実際に韓国では配信者ソ・ミドさんが視聴者からストーカー行為を受けた事例があり、配信者の拒絶や無視が視聴者の怒りを増幅させ、現実世界での追跡や暴力事件へと発展するケースが国際的に報告されている。
金銭トラブルが絡んだ殺人事件
容疑者は、被害者との間でお金の貸し借りがあったと供述している。
返済されないことへの怒りや絶望感から犯行に及んだ可能性も考えられる。
容疑者は、返済が滞ったことで精神的に追い詰められ、最終的にそれが犯行の直接的な引き金になった可能性がある。
日本国内でも金銭トラブルから暴力事件に発展したケースは多数報告されている。
特にネット上での金銭関係は証拠が残りにくく、法的解決が難しいという特徴がある。
容疑者は被害者と以前からトラブルがあったと供述しているが、詳細な経緯については現在も捜査が続いている。
目撃証言「尋常じゃない・・・」

目撃者の証言によると、
付近をタクシーで走行していた男性運転手(52)
「血まみれで倒れていた女性の頭辺りを、男が動画撮影しながら蹴り飛ばしていた。冷静な様子で無言で蹴っていて尋常じゃないと思った」
と話している。
また、容疑者は被害者が倒れた後も「まだ動いている」「生きている」などと言いながら被害者のスマホで撮影を続けていたとの情報もある。
まとめ
被害者は配信中に居場所を特定され、襲撃された可能性が高い。
配信内容「徒は歩で山手線一周」「有料アイテム100個もらうたびにサイコロを振る」といった企画をしていたことがわかっており、不特定多数に自分の居場所を明かしていたことが犯行を容易にしたと考えられる。
現場は住宅や商店が立ち並ぶ地域で通学路にもなっており、地域住民から不安の声が上がっており、警視庁は詳細な状況解明を進めている。
この事件はネット社会における新たな形の犯罪として、配信者が自分の居場所を公開することのリスクを改めて浮き彫りにした。
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